HCV/HBVは無症状のまま進行し、放置すると肝硬変・肝細胞癌に至る。HCVは「治る」病気になったのに、検査と治療の間の脱落(linkage)が最大のボトルネック。エジプトはIT統合・一括調達・無料化でそこを国家規模で潰した。
日本は政策インフラは整っている——無料の肝炎ウイルス検査、抗ウイルス治療の医療費助成、肝炎医療コーディネーター。空白は「制度の不在」でなく"執行=linkageの漏れ"。過去の健診・術前検査で「陽性」と言われたまま受診に至らない人、HBVキャリアで長期サーベイランスから脱落した人が相当数残る("陽性者フォローアップ"が国の重点課題であり続けている=未解決の裏返し)。勝ち筋=自治体・健保と組み、過去陽性者の掘り起こし+自宅検査+オンライン肝臓専門医+治癒(SVR)/肝がん監視の追跡を一気通貫で担う。
医学(肝臓・HCC発癌の自然史)で確認検査と出口設計の正しさを担保し、エンジニアで「過去陽性者の再エンゲージCRM+キット物流+SVR/監視追跡」を、トレーダーで「肝硬変・肝がんを防ぐ将来コスト削減」をB2G/B2Pの価値計算に落とせる。最小の楔=一つの自治体 or 健保で"過去HCV陽性者の受療率"をKPIにした小さなパイロット。急いで全国展開せず、linkageの歩留まりを実数で示すのが先。