MOCKUP · 医療ビジネスアイデア #87 · 外観イメージ(ダミーデータ)
#87

新生児黄疸は「退院後に重くなる」のに家庭では“見た目”頼み——スマホとカラーカードで黄疸を撮り、核黄疸の前に受診へ繋ぐ

9:41📶 🔋100%
Biliro
そうた ちゃん生後 4日(96時間)
今回の推定ビリルビン15.8mg/dL高中間リスク帯
生後時間ノモグラム75–95パーセンタイル再評価を推奨
今回の測定(在宅・採血なし)
推定経皮ビリルビン相当(スクリーニング)
赤ちゃんの肌をカラーキャリブレーションカードと一緒に撮影した結果
15.8mg/dL 相当
高中間リスク帯(要・再評価)
低リスク中間高リスク
前回(生後3日・12.0)から上昇し、生後時間あたりの高中間リスク帯に入りました。24時間以内に小児科か出産した産院で再評価を。光線療法の要否は採血/経皮ビリルビン計で確認します。
⚠️ これはスクリーニング(受診の目安)で、確定診断ではありません。哺乳が減る・ぐったり・甲高い泣き・反り返り・けいれんがあれば、数値に関わらずすぐ受診してください。
自宅での撮り方(約1分)
1
🎴
肌(胸/額)に
カラーカードを置く
2
💡
明るい自然光で
影を避ける
3
📷
スマホで
撮影するだけ
📷 撮影ガイド
赤ちゃんの胸 基準カード
枠内に肌と基準カードを一緒に。AIが照明・ホワイトバランスを補正して黄色みを定量します。
生後時間別リスク(ノモグラム)
生後時間 × ビリルビンのリスクゾーン
同じ値でも“生後何時間か”でリスクが変わる。点=そうたちゃん(前回→今回)。
5 10 15 20 1日 2日 3日 4日 5日 mg/dL 今回 15.8
低リスク 低中間 高中間 高リスク 今回の値
ビリルビンの推移(在宅)
生後日数ごとの推定値
6.5
9.8
12.0
15.8
生後1日2日3日今回(4日)
受診のご案内
👶
出産した みなと産院・小児科
最短 本日 ・ 測定結果と推移を連携済み
受診相談
産院・小児科に再評価を相談する →
↑ 仮ブランド「Biliro」。肌をカラーカードと撮影して黄疸(推定ビリルビン)を
見える化し、生後時間別リスクで“受診すべき赤ちゃん”を安全側に拾う家庭スクリーニング。
新生児黄疸は早期退院でピーク時に家庭にいることが増えた。見逃すと核黄疸(不可逆の脳障害)に至る。肌の黄色みをスマホ+カラーカードで定量し、生後時間別リスクで“受診すべき子”を安全側に拾う外観イメージ。
🌍 海外の成功事例
  • Picterus(ノルウェー):スマホアプリ+カラーキャリブレーションカードだけで新生児の黄疸(経皮ビリルビン相当)を推定する医療機器アプリを開発し、CEマーク(欧州医療機器認証)を取得。医療者だけでなく保護者の家庭利用も想定し、低・中所得国(ボツワナ等)や高メラニン肌の新生児でも血清ビリルビン(TSB)と高く相関、重症高ビリルビン血症を高感度で拾う臨床検証を重ねている。採血や据置の経皮ビリルビン計なしに、非侵襲・低コストで黄疸を「数値で」見える化した点が新しい。
🎯 解決している課題

新生児黄疸は生後数日でピークを迎えるが、入院短縮(早期退院)でピーク時に家庭にいることが増えた。重症化を見逃すと核黄疸(ビリルビン脳症)=脳性麻痺・難聴という不可逆の障害に至る。家庭での「肌の黄色さ」の目視は照明・個人差で不正確。早期退院後〜1か月健診の“谷間”を低コストに埋める。

🇯🇵 日本の空白

日本では黄疸は病院の経皮ビリルビン計か採血で測り、退院後の家庭フォローはほぼ「見た目」と再受診頼み。保護者がスマホで撮って受診要否を判断できる仕組みは実装されていない。早期退院が一般化する一方、助産師の家庭訪問や1か月健診まで間が空く。日本人新生児で較正したスマホ・スクリーニング+受診ナビは空白で、産院・自治体の退院後フォローに乗せられる。

⚖️ 実現性と障壁(率直に)
  • ビリルビン「値」を出した瞬間に医療機器(プログラム医療機器/SaMD、薬機法)。Picterusが長いCE認証を踏んだように、日本の承認は重く時間がかかる。
  • 最大の障壁は偽陰性=重症黄疸を「大丈夫」と誤って受診を遅らせると核黄疸という最悪の不可逆被害で、責任が極めて重い。
  • カメラ機種・照明・肌の色での精度ばらつき(だからカラーカードが要る/日本人較正が要る)。
  • 既に病院に経皮ビリルビン計がある分、価値は早期退院後に限られ保険外で収益化の設計が難しい(自治体・産院との連携が現実解)。
💡 Hiro向け

画像のカラーキャリブレーション+ビリルビン推定MLは、エンジニアのHiroの中核スキルがそのまま効く。医学生として新生児黄疸・核黄疸の臨床当事者性があり、日本人新生児データでの較正研究も立てやすい。出口は「家庭で診断する」ではなく、産院・自治体の退院後フォローに乗せる安全側の受診ナビ。安全側に倒し「値」より“受診すべきかのトリアージ”に留める設計も選択肢。既存#43(妊娠高血圧)#55(産後うつ)など周産期“母”側とは別で、本案は“新生児”側の空白。

外観イメージ(実データなし)・元アイデア → ideas.md #87