間欠性跛行=歩くとふくらはぎが痛んで休む、を運動で延ばす疾患。ステントは再狭窄や適応外使用が多く、歩行距離の改善は運動療法のほうが大きい。だが監視下運動は週3回×3か月の通院が前提で、「続かない・通えない」が最大の壁になっている。
日本はSET実施施設が極端に少なく、保険点数(心大血管リハ)も末梢には弱い。EVT(末梢ステント/バルーン)が先行し、運動療法は「指導だけ」で放置されがち。透析・糖尿病人口が多くPAD有病率は高いのに、続けられる在宅運動の仕組みがない。スマホで「歩く処方箋」を可視化し、跛行痛が出る強度まで歩かせて記録する余地は大きい。
当事者性は薄いが、運動処方×行動変容×リスク因子(禁煙・スタチン・抗血小板・血糖)管理はエンジニア+医学知識で組める領域。鍵は「効く強度=跛行痛が出るまで」を在宅で安全に担保すること。医師の運動許可とCLI(重症虚血)レッドフラグの自動検知をセットにすれば差別化できる。#21(糖尿病足潰瘍=組織)や#47(心臓リハ=心)とは対象が違い、被らない。