結節は「見つける」より「見つけた後に追う」が難しい。レポートに『6か月後CT再検』と書いても患者が戻らず・医師が忘れ、増大時には進行がん——という取りこぼし(lost to follow-up)。AIで悪性リスクを採点し、Fleischner/Lung-RADS準拠で次回検査を自動管理して閉ループにする。
日本の対策型肺がん検診はいまも胸部X線(+高危険群の喀痰細胞診)が主で、LDCTは国の標準ではなく人間ドックの任意オプション止まり。CT撮影数は世界最多級で偶発結節は大量にあるのに、その追跡を体系化する仕組みがほぼ無い。検診政策の変更は国マターなので、勝ち筋は①人間ドック/自費LDCTオプション ②あらゆるCTレポートから結節を拾う偶発結節フォローをソフトで束ねる中間レイヤー。
「レポートに"要フォロー"と書いて終わり、患者は二度と来ない」という安全の穴は臨床の誰もが知る痛点で、医学生=当事者として語れる。コア価値はAIそのものでなく"取りこぼさない追跡+受診ナビ"というソフト+オペレーション=エンジニア単独で作れる。最小の楔は一つの健診施設/病院に、偶発結節の自動拾い上げ+次回CT管理+受診勧奨をパッケージで納めること。結節サイズの推移・悪性リスク・次回予定の可視化は図にしやすい。