緑内障は自覚症状が出た時には手遅れに近い。律速は3つ——(1) 早期発見、(2) 進行の連続監視、(3) 一生続く点眼の継続。年数回の診察室測定では眼圧変動も視野進行も取りこぼし、点眼アドヒアランスは世界的に約半数が不良とされる。
緑内障は日本人の失明原因の第1位。多治見スタディでは40歳以上の約5%(20人に1人)が緑内障で、発見された人の約9割がそれまで未診断だった。しかも全緑内障の72%が正常眼圧緑内障=眼圧が基準内でも進行するため、健診の眼圧測定だけでは見逃される。にもかかわらず、点眼アドヒアランス支援・在宅眼圧/視野・眼科連携をひとつにまとめた緑内障専用サービスは日本に事実上ない。
医学生+エンジニアとして、点眼リマインド+在宅眼圧/視野の記録+眼科への要約共有という「継続の足場」をソフトで作り、デバイスは提携で賄うのが筋。健診で「眼圧は正常です」と言われて正常眼圧緑内障を見逃される構造を、当事者目線で説明できるのも強み。