子宮頸がんはHPVワクチン+検診でほぼ防げるのに、検診は内診台での医師採取が前提で、羞恥・痛み・時間・予約のハードルが受診を阻む。細胞診中心の旧来検診は感度が中程度で見落としと過剰リピートを生む。HPV自己採取は「家で・自分で・痛みなく」採取し、陽性者だけを精密検査に集中させる。
日本の子宮頸がん検診受診率は先進国最低水準で、調査では女性の約57%が「受けたことがなく予定もない」。HPV単独法は2024年2月の厚労省指針改正でようやく自治体導入が可能になったばかりで、30代以上でHPV検査経験は17%程度。しかも現行指針は「検体は医師採取のみ・自己採取は認めない」——自己採取HPVは制度上まだ空白だが、受診率の低さゆえ社会的ニーズは極めて大きい。
エンジニア(注文〜結果〜コルポ予約まで一気通貫のナビUI)×トレーダー(陽性者をどの医療機関へどう流すかのマッチング・物流最適化)×医療リテラシー(HPV型別リスク層別化・過剰検査を避ける設計)。アッセイはラボへ外注し、自分はソフト+物流+遠隔ナビ層に立つ。最小の楔は自費の自己採取HPVキット+「陽性ならいつ・どこでコルポを受けるか」を最後まで伴走するナビを数自治体・健保と任意型で回し、受診率とコルポ到達率を貯めて制度の転換点を取りにいくこと。