近視は「メガネで矯正すれば終わり」ではない。眼軸が伸びる強度近視は将来の網膜剥離・近視性黄斑症・緑内障の最大リスクで失明原因の上位。子ども期の数年の進行を1mm抑えるだけで生涯リスクが変わるのに、進行スピードを測って介入する枠組みが弱い。
日本は世界有数の近視大国(高校生の過半が近視)なのに、近視管理はほぼ完全に自由診療でバラバラ。低濃度アトロピンは適応外・院内調製、眼軸長測定も自費で、「いつ・どれだけ進んだか」を縦断追跡して家族と共有する仕組みが無い。混雑する眼科では進行の遅い子は数値を渡されず放置されがち=可視化と伴走が純粋な空白。
医学生=当事者で、近視の同級生だらけの世代の肌感覚が効く。眼軸長・屈折を正常成長曲線に重ねるパーセンタイル可視化(エンジニア)×進行リスク層別(医学)×希少な近視管理外来枠の需給(トレーダー)。最小の楔は、近視管理に積極的な眼科1施設と組み、眼軸長の縦断グラフ+治療オプション提示+次回検査リマインドを家族アプリで載せること。