認知症は早期ほど介入価値が高いのに、評価は専門医とMoCA/MMSE等の人手検査に依存し、プライマリケアで拾いきれず見逃される。Linusは非専門職でも回せる5分のデジタル評価で間口を広げ、本当に専門医(もの忘れ外来)へ送るべき人を選別する。
空白はゼロではない——血液バイオマーカー型「MCIスクリーニング検査プラス」(9タンパク質)等は既に商業展開。だがプライマリケアで非専門職がタブレット/音声でAI認知評価し、専門医に最適トリアージする“運用層”は薄い。認知機能検査は今もMoCA-J・長谷川式の対面・人手。そこへレカネマブ(レケンビ)が2024年保険適用され、MCI〜軽度ADで「早期発見→疾患修飾薬」の価値が突然跳ね上がった。早期発見の経済的意味が生まれた今が時間差の窓。
入口は非医療機器のトリアージ層:薬局・健診・かかりつけ医・自治体の窓口で、タブレット/音声の短時間タスク+問診から認知低下リスクをスコア化し、「もの忘れ外来へ送るべき人」を抽出して受診勧奨・予約に繋ぐ。確定診断やバイオマーカーは医療機関に委ね、自分は“拾って配る”層を作る。神経/認知の医学×音声・描画のML×希少な専門医枠への最適配分(トレーダー感覚)。#10発達・#11網膜と同じ“拾ってトリアージ”の発想を、レカネマブで窓が開いた認知症で。