がん患者は治療の谷間で副作用に襲われ、行き場を失って救急→緊急入院に至る。本人は苦しく、医療費は跳ね上がる。症状を遠隔で先回り管理し、「救急の谷」を埋めて入院を防ぎ、QOLと医療費を同時に救う。
がんは日本人死因1位。仕組みはある(がん相談支援センター、がん患者指導管理料、ナビゲーター制度、24時間電話相談)。だがいずれも施設内・分断的・出来高で、Thyme型の「急変を予測して救急・緊急入院を防ぎ、アウトカムとコストに責任を負う value-based プロバイダー」は不在。理由は腎臓(#7)と同じ——“救急・入院を防ぐ”ことに払う value-based payment が無い。
制度本丸(value-based payment)は待つしかないが、周辺は現行制度で回る。入口は「外来がん患者の症状を電子問診+PRO で日次収集→悪化リスクをスコア化し、救急に行く前に拠点病院/在宅医へ繋ぐ」トリアージSaaSを拠点病院・在宅クリニックに提供(がん患者指導管理料の枠も使える)。次に保険者と緊急入院削減のシェアで成果連動へ。症状予測のML×救急回避=医療資源の最適配分(トレーダー感覚)。#7腎臓が“重症化予防”なら、こちらは“急変回避の伴走”。