糖尿病網膜症は失明原因の上位だが、患者は無症状だと眼科に行かず手遅れになる。「内科には通うが眼科は受診しない」断絶を、内科・薬局・健診の現場でその場スクリーニングして埋め、本当に紹介すべき人だけを希少な眼科に送る。
日本は糖尿病約1,000万人・網膜症約300万人、年1回の眼底検査が推奨なのに受診率が低い。空白はゼロではない——自治医大発DeepEyeVision×ニコン、トプコン等の国産眼底AIが既にある。だが大半は「眼科内での医師の診断支援」であり、米IDx-DRのような「眼科の外で非専門家が回す自律スクリーニング+受診トリアージ」の運用モデルと制度実装は未確立。技術そのものより“運用と制度”が空いている。
自律診断SaMDの正面突破は薬機・先行者で不利。入口は非医療機器の受診トリアージ層:糖尿病で内科に通うが眼科未受診の患者の眼底画像をリスク層別化し、「今すぐ眼科へ送るべき人」を抽出して予約・受診勧奨に繋ぐ運用SaaSを内科/健診/薬局×眼科の間に置く。自前でSaMDを取らず、国産眼底AIと組んで上物(運用・トリアージ・経過追跡)を作る手もある。希少な眼科枠への最適配分(在庫配分=トレーダー感覚)が効く。